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A Note on R How-to in Cybersecurity Investigation

SSL/TLSが復号されるネットワーク環境でのWindows版Rの設定

Windows版R 4.2から、dwonload.file()で使われるライブラリが、従来のwininetからlibcurlに変更されました。結果、UTMなどでSSL/TLSが復号される環境にあると、証明書エラーが発生します。libcurlはWindowsの証明書ストアを使用しないため、企業のIT部門がグループポリシーで展開しているであろう独自のルート証明書を認識しないからです。

この問題のワークアラウンドとして、R_LIBCURL_SSL_REVOKE_BEST_EFFORTという環境変数が提供されています。有効化するには、.Renvironに、

R_LIBCURL_SSL_REVOKE_BEST_EFFORT=TRUE

と記載してください。(curl -kと同じく検証を飛ばしているだけのように見えますが、調べていません。)ユーザーレベルの.Renvironのパスは、環境変数HOMEが設定されていればその場所、なければ%userprifile%Documentsです。